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忍道2 散華 Part65-291~298,301~303 291 :忍道2 散華:2013/04/23(火) 22 38 42.99 ID +P2Xbuyd0 室町時代末期。 大名、一条家によって治められていた小国、宇高多(ウタカタ)は 隣国、赤目家の侵攻と、阿無璃他(アムリタ)教の武装蜂起による戦乱を終え、 平穏な日々を取り戻したかに見えた。 しかし、一条家に宇高多を任せてはおけぬと 家臣、風天寅三郎久秀(かざまとらさぶろうひさひで)が東の大国、芳穣(ホウジョウ)家の後ろ盾を得て謀反に及ぶ。 また時を同じくして、阿無璃他教の教祖であった貞女(さだめ)が行方不明になり、 一条によって暗殺されたに違いないと、阿無璃他教は新たな教祖、季判(きはん)を立て再び武装蜂起を始める。 宇高多の地に、再び戦の風が吹き荒れようとしていた。 その頃、芳穣の地では芳穣家お抱えの忍び集団、風華忍者の里が一夜にして消え去ってしまう 裏切り者、柏樹のシュウが自らの生まれ育った里を焼き払い、一枚の銅鏡を持ち去っていったのだ。 業火に包まれた里から生き残った主人公、火祭のゼンと相棒のくノ一、爪紅のサン。二人はシュウを追うが シュウに付き従うくノ一、銀蓮花のナギによってサンは斬られ、ゼンの目の前で焼き殺されてしまう。 ゼンもまた、シュウの妖術により焼かれ、吊り橋から落ちてしまう。 ゼンは、見知らぬ家で目を覚ます。顔の火傷に触れ、そしてサンの死を思い出す。 「おのれ、ナギ……おのれ、シュウ!!」 すると、川に流され倒れていたゼンをこの家まで運んだという男が現れる。 男は飛鳥忍者頭領、黒鷹のザジ。ゼンが寝かされていたのは宇高多の地にある飛鳥の里。 世話になったと礼を言い残し、里を去ろうとするゼンだが「次は顔の火傷だけではすまぬぞ」と警告される。 ザジはゼンの素性を調べ上げていたらしい。「それに、やみくもに探しても、復讐の相手は見つかるまい」 ザジはゼンに対し、一つの提案をする。この里を拠点として使ってみる気はないかと。 聞けば、先の戦乱によりこの飛鳥の里も焼き討ちされ、生き残りはザジの他には出稼ぎに出ている僅かな忍びだけ。 今再び戦が起きようとしてるこの宇高多の地では、大名達が腕の立つ忍びを探している。 飛鳥忍者の健在を世に示すため、ゼンの力を貸してほしいとの事。 協力するならば、寝床と飯の保証はする。もちろん、シュウの情報が入り次第提供すると言うザジ。 ゼンはザジの申し出を受け、飛鳥忍者として活動する事にする。 292 :ゲーム好き名無しさん:2013/04/23(火) 22 39 23.98 ID +P2Xbuyd0 飛鳥の里に新たな忍びが現れたという報は、すぐに宇高多の国中に伝わった。 大名達からの依頼をこなし続けるゼン。幾日が経過した頃、ザジがある情報を持ってくる。 暫く前に、業福寺という寺が焼き討ちにあい、寺の坊主が皆殺しにされたらしい。 この寺の本尊は仏像ではなく、阿修羅鏡という銅鏡であったが、その際に持ち去られている。 銅鏡……サンが殺された時、シュウも銅鏡を持っていた事を思い出す。 あれは確か、権現鏡という名だったはずだ。 業福寺を襲ったのは二人連れの男女であったらしい。シュウとナギに違いない。 しかし、何のために銅鏡を奪っているのか? ザジは、業福寺の住職にはとある言い伝えがあったらしいと話す。 「天下乱れし時、八枚の天魔鏡揃いて、八翼の天魔降臨す。断じて一所に集めるベからず」 シュウが、八枚の天魔鏡を集めようとしているならば、残りの天魔境を探せば、シュウの首にも手が届くはずだ。 ザジの情報によると、最近、各地で暴れまわっている山賊たちが何やらお宝を手に入れたらしい。 山賊のいついている谷では不思議な光が目撃されており、天魔鏡かもしれない。 山賊を倒すと、宝はやはり天魔境の一つ、羅刹鏡であった。 羅刹鏡を奪い、その場を去ろうとするゼンだが、ナギの襲撃にあう。 「ナギ……!何故だ、何故サンを殺した!?」 「知れた事、シュウ様の邪魔をするならば、何人であろうと斬るのみ」 「奴一人のために故郷を……里の仲間を裏切ったのか! それでシズクが……死んだお前の姉が喜ぶとでも思っているのか!?」 「っ……!!言うな、ゼン!!」 強敵、ナギに苦戦するゼン。その時、どこからかクナイが投げこまれる。 「邪魔が入ったか……。ゼン、必ずその鏡は貰い受けに行くぞ!」 その場から退くナギ。結局、クナイを投げた者はその姿を現さなかった。 飛鳥の里に帰り、ザジに報告するゼン。シュウの目的が天魔鏡なのははっきりした。 投げ込まれたクナイについてもザジに訪ねるが、ザジにもクナイを投げたのは何者かわからないという。 293 :忍道2 散華:2013/04/23(火) 22 39 55.23 ID +P2Xbuyd0 天魔鏡の手がかりを求め、大名達からの依頼をこなすゼンは、 とある悪徳商人の屋敷に不気味な鏡が運ばれたという情報を聞く。 悪徳商人成敗の依頼を受けるゼンであったが、ゼンが屋敷へと向かった時、 既に悪徳商人は何者かによって斬られていた。 「遅かったか……!」 その時、ふすま越しに何者かの声がする 「摩羅鏡はまだシュウの手には渡っていない。噂を聞きつけた喪巣(モス)忍者が奪っていった」 ゼンはその声を知っていた。ふすまを開くゼンだが、すでに声の主はいなくなっていた。 あの声はサンの声……しかし、あの時サンはたしかにシュウによって焼かれ、灰にされたはず……。 ゼンはザジから、鏡を奪った喪巣忍者は六道の谷にいると聞かされる。 それはサンからの情報か?と尋ねるゼンに対し、俺の手の者の情報だと答えるザジ。 ではあのくノ一は誰だ?あれは間違いなくサンの声だった。 ザジを問い詰めるゼンだが、今はやらなければならない事があるはずと諭され、六道の谷へと向かう。 六道の谷で、ゼンは、喪巣忍者の首領、薄羽(うすば)と対峙する。 彼女はどこかの大名に摩羅鏡を売りつけるつもりだったらしい。 力づくで奪おうとするゼンだか、薄羽との戦闘中、毛伸(ケノビ)衆の首領である渦虫(うずむし)が乱入。 「この鏡はもらっていくぞ、薄羽!」「渦虫、なんでアンタが!」 摩羅鏡を奪い、その場を去る渦虫。ゼンは急いで後を追うが、見失ってしまう。 喪巣忍者、毛伸衆、多羅場(タラバ)忍軍……、戦乱に乗じ、宇高多の地に忍びの勢力が揃う。 毛伸衆が千軒町に潜んでいる事を突き止め、渦虫を倒すが、摩羅鏡はダンダラ峠に置いていたという。 渦虫を問いつめるゼンの背後から、ナギの投げたクナイが迫るが、突如現れたサンがゼンをかばいクナイを受ける 「サン!やはり生きていたのか!?」 「ずっと私の邪魔をしていたのはお前というわけか……。ゼン、よく見ろ!そいつはお前の愛したサンではない!」 ナギに指し示され、倒れているサンの左足にあるアザを見る。 「サンならばそのアザ、右足にあるはず。そいつはサンの鏡像、現せ身というわけだ」 現せ身だと……?ならばサンは……? 「お前の目の前で焼き殺されたではないか。権現鏡、やはりあの時サンの姿を捉えていたか」 馬鹿な……。その場にくずおれるゼン。 「心配せずともそのクナイに仕込まれた毒で、すぐにその女もサンの後を追うだろうさ。 二度も愛した女の死を見るのは辛かろう。もう邪魔はせぬ事だ」 その場を去り、摩羅鏡の元へ向かうナギ。ゼンは毒に苦しむ女を飛鳥の里まで運ぶ。 294 :忍道2 散華:2013/04/23(火) 22 40 33.68 ID +P2Xbuyd0 飛鳥の里で女を寝かせると、ゼンはザジから、女が楓(かえで)という名である事を聞かされる。 自分の名も知らぬという女のために、ザジが名づけたのだという。 やはり知っていたんだな、と詰め寄るゼンに対し、ザジは静かに語り始める。 シュウに負け、谷底に落ちたゼンをここまで運んだのは楓である事。 自分の名も記憶も無い楓だが、倒れているゼンのそばだけは離れようとしなかった事。 姿形が真逆である事を除けば、楓はサンと同じだと言うザジ。 だが、サンではない……。ゼンは、ザジの言葉を否定する。 ザジもまた、ゼンがそう言うと思っていたから、引き合わせる機会を伺っていたという。 楓に忍びの技を教えながら…… ナギを追い、ダンダラ峠へと向かおうとするゼン。楓は見捨てるのか?とザジ。 楓は毒によって非常に危険な状態であり、至急、道反茸というきのこを調達する必要があると言う。 「俺はシュウへの復讐のためにここにいるんだ!」 「何をなすべきか、どう生きるか……。よく考えろ、ゼン」 ※ここでプレイヤー(ゼン)は、道反茸を取りに行くか、ナギを追うかの選択を迫られます ・道反茸入手を選択 暗鬼の森で道反茸を入手するゼン。楓は一命を取り留める。楓に礼を言われるゼンだが、 自分は雇われ忍、この里の頭であるザジの命に従っただけだと言いその場を去る ・ナギ追跡を選択 ダンダラ峠へと急ぐゼンだが、一足遅く、ナギに摩羅鏡を奪われ逃げられてしまう。 苛立つゼンが里に戻ると、回復した楓の姿があった。ザジが道反茸を入手してきたのだ。 お前はサンではない、目障りだと楓を突き放し、その場を去るゼン。 ※どちらを選んでも楓は助かりますが、この選択はエンディングに影響します。 「意固地な奴だ……。支えてやれ、楓。あれでは長く生きられん」 「ゼン……」 以後、楓もゼンと同じく、飛鳥忍者として活動する事になる 295 :忍道2 散華:2013/04/23(火) 22 41 25.53 ID +P2Xbuyd0 その後、ゼンは大名の下に運ばれたという5枚目の天魔鏡を入手。 さらに、千軒町にある古い社にある銅鏡が怪しい光を放っているとの情報を得る。 6枚目の鏡、夜叉鏡に違いないとザジ。すでに噂を聞きつけた喪巣忍者が向かっているという 急ぎ、千軒町へ向かおうとするゼンだが、ザジはもうひとつ、伝える事があるという。 芳穣家から風天へ人質に出されていた咲夜という姫が、毛伸衆にさらわれたという。 かつて、シュウとゼンはお庭番として芳穣家に仕えており、咲夜姫とも旧知の仲であった。 今、芳穣では咲夜姫がいないと騒ぎになっている。どうやらシュウが姫をかどわかし、風天へと連れていったらしい。 そして毛伸衆が姫をさらい、芳穣へと連れ帰れば、芳穣は宇高多の地を攻める大義名分を得るだろう。 すべては戦火を絶やさぬためのシュウの策略。「天下乱れし時、八枚の天魔鏡揃いて、八翼の天魔降臨す」 シュウは八枚の天魔鏡を手中に収めるため、天下を乱そうと暗躍していたのだ。 毛伸衆から姫を救出すれば、穏便に連れ帰る方法はいくらでもあるとザジ。 しかし、それでは夜叉鏡は諦めなければならない…… ※ここで咲夜姫救出に向かうか、夜叉鏡の入手へと向かうかの選択肢。 この選択もエンディングに影響します ・咲夜姫救出を選択 渦虫を倒し、咲夜姫を救出するゼン。 事情を知らない姫は、竹馬の友であったシュウとゼンが宇高多にいる事に安堵する シュウの事は姫には伏せ、一旦飛鳥の里へと連れて行く。 鏡の方は楓が取りに向かったが、既にナギが持ち去ってしまったという。 謝る楓に対し「やめろ、お前には関係の無い事だ」と返す。 ・夜叉鏡入手を選択 千軒町へと向かうと、今まさに薄羽が夜叉鏡を手に入れようとしていた。 薄羽を倒すが、その隙に現れたナギによって夜叉鏡は持ち去られていた。 「ご苦労だった、ゼン。お前のおかげで仕事が楽だ」「おのれ……!」 飛鳥の里へと戻るゼン。咲夜姫を救出してきた楓が心配そうにしているが、消えろと冷たく突き放す。 ザジはゼンに警告する。まるで夜叉のような顔だぞ、夜叉は人を食らうというが、お前は大丈夫か?と。 ※どちらの場合でも、咲夜姫は宇高多の戦が落ち着くまで飛鳥の里で保護する事に。 296 :忍道2 散華:2013/04/23(火) 22 42 13.90 ID +P2Xbuyd0 ※ここまでで一条、風天、阿無璃他のうち、どれか一勢力は滅んでます。 さらに残った勢力のうちどちらかが7枚目の鏡、荼枳尼鏡を所持している事が判明。 どの勢力を倒すことになるのかはここまでの任務の受け方によって変動しますのでここでは割愛。 荼枳尼鏡を入手するゼンに向け、ナギがクナイを投げるが、はじき返したクナイはナギの肩に突き刺さる。 既に飛鳥忍者の名に恥じぬほど腕を上げていたゼンは、ついにナギを斬り、決着をつける。 「シズクとサンに涅槃で詫びろ、ナギ」「私は冥府魔道に堕ちる……。詫びたくても、詫びれぬわ」 ナギは語る、シュウの寵愛を一身に受けた姉のシズクが憎かった事。 ある任務に姉妹で挑んだ時、シズクの手を離し、死なせてしまった事。 シズクが死んで以来、シュウが変わってしまった事。 「あの方が変わってしまったのは私のせいだ……。私を恨め、ゼン……」 そう言い残すと、ナギは静かに息を引き取った。 「情念、風に舞い散る華葉の如し。せめて、清らかに散り候へ」 飛鳥の里に戻ると、楓から一枚の文を渡される 「お前たちの頭は喪巣忍軍があずかった。頭の命が惜しくば、子の刻までに 火祭一人でダンダラ峠に天魔鏡を持って来い。他の者を寄こしたり、刻に遅れれば、 頭の首と対面することになる」 「薄羽か……!」 楓はザジの命を受け八枚目の天魔鏡の在り処を探っており、留守の隙をつかれてしまったらしい。 最後の鏡、羅喉鏡は八天満宮にある。すでに多羅場忍軍を雇ったシュウが向かっているそうだ。 ザジへの恩義か、シュウへの復讐か……。ゼンは最後の選択を迫られる。 ※千軒町で薄羽を倒していた場合、ザジを誘拐するのは毛伸衆になります。展開は喪巣忍者と一緒。 また、ここでの選択によってエンディングが確定します。以後、グッドエンドである「華二輪」ルートを書きます。 ※ザジ救出を選択 ダンダラ峠、人質となったザジに薄羽が語りかける 「アンタ、やけにすんなり付いてきたやんか」 「なに 賭けてみたいことがあってな」 駆けつけたゼンが薄羽を倒す。礼を言うザジに対し、借りを返しに来ただけだと返す。 「ゼン、シュウを赦せとは言わぬ。だが何のために戦うのか、もう一度己の胸に問いかけよ」 まさか、そんな事を言うためにわざと敵の手に落ちたのか、と問うゼン。 ザジは、風に吹かれて転寝していたら不覚を取っただけだと返す。 飛鳥の里へと戻ると、楓がどこにもいない。代わりに一枚の文が残されていた 「短き間なれど、厚いご温情賜り、心から御礼申し上げ候。 楓」 楓はシュウを追ったのだ。ゼンは急ぎ、八天満宮へと駆ける。 「ゼン、もはや何も言わぬ。生きろ」 297 :忍道2 散華:2013/04/23(火) 22 44 04.87 ID +P2Xbuyd0 「数は充分に揃った。シズクよ……我らの悲願、いよいよ叶う時がきたぞ」 天魔鏡を使い、八天満宮で何かを始めようとするシュウ。そこに楓が現れる。 「サンの現せ身か……。ゼンをそれほどまでに愛しておるか」 「愛……?よくわからない。でも、ゼンに笑ってほしい」 「それを愛と呼ぶのよ……。だが、貴様ではサンにはなれぬ。 ゼンも辛かろう、わしが代わりに引導を渡してくれる」 楓を倒し、トドメを刺そうとするシュウ。そこへゼンが駆けつけ、楓を救う。 「ここまでだ、シュウ……。里の皆の仇……、サンの仇!討たせてもらう!!」 ゼンによって斬られるシュウだが、それは天魔鏡によって作られた現せ身であった。 「鏡を渡せ、ゼン!」 「シュウ……、なぜだ!お前は乱世に絶望し忍を捨てたはず」 「だからこそだゼン!名ばかりの帝や将軍、大名どもでは乱世を治める事はできん! 誰かがより大きな力で支配しなければならないのだ!」 「だから大名どもを焚き付け戦を引き起こし、天魔鏡を集めたのか……! シズクが笑って赦すと思っているのか!!」 ゼンはシュウへと言い放つ。結局は忍の技で世を乱す事しかできない、地を這う影なのだと。 「ならば、その影が天魔となる様、その身に焼き付け果てるがいい……! 貴様の血肉を贄とし、わしは……八翼の天魔となる!!」 死闘の末、ゼンはシュウを打ち破る。楓の名を呼び、彼女の身を案じるゼンを見て、倒れ伏すシュウが呟く。 「わしは、ただ、一人の女を愛しただけ。どこで道を誤ったのであろうな」 シュウはシズクを失い、変わった。姿形の似たナギが傍にいても、胸の隙間は埋められなかった。 「楓、か……。ゼンよ、お前は……」 その言葉の続きを述べぬまま、シュウは妖術によって自らの身を燃やす。 「恋情、風に舞い散る華葉の如し。友よ……。せめて、安らかに散り候へ」 その後、ゼンと楓は二人、飛鳥の里を旅立つ。寂しくなるな、とザジに語る咲夜姫。 「なに、いずれ二輪仲睦まじく咲き誇る様を見せてくれるでしょう。 黒鷹は、そう信じておりまする」 グッドエンド「華二輪」終わり 298 :ゲーム好き名無しさん:2013/04/23(火) 22 45 46.55 ID +P2Xbuyd0 今日はここまで。 292で名前欄が抜けてました。 後日、他のエンディングについても軽く書きます。 301 :忍道2 散華:2013/04/25(木) 12 57 30.49 ID 3WzetHg80 291-297の続きです 他のエンディングについて書いていきます ※ノーマルエンドについて ゲーム途中の選択肢で、ところどころ復讐(天魔鏡入手)を優先する選択をしていた場合、 グッドエンドではなくノーマルエンド「華一輪」ルートになります。 途中の展開まではグッドエンドと同様ですが、シュウの現せ身によって斬られた楓が死亡。 シュウの現せ身を斬ったゼンに対しシュウが言い放つ。 「無駄だ、その「シュウ」も現せ身よ。そこの「サン」と同じくな……」 「サンだと……貴様はそれをサンと呼ぶのか!サンは死んだ!貴様が殺した!!」 「哀れだな……。どんなに愛していても、やはりサンの代わりにはなれぬか」 その後、ゼンに斬られ倒れたシュウは、 「わしとお前は同じだ。姿形が似た女がそばにいても、胸の隙間、埋められなんだ」と言い残し、自らの身を燃やす。 復讐を終えたゼンは一人、飛鳥の里を旅立つ ゼンが哀れだと呟く咲夜姫に対し、ザジが答える 「荒れてひび割れた大地にも、恵みの雨は降りまする。 あやつもいずれ、己が一輪咲きの徒花ではない事に気づくでしょう」 ノーマルエンド「華一輪」終わり ※ゲーム途中の選択肢で、全て復讐(天魔鏡入手)を優先し、 誘拐されたザジを見捨てるとバッドエンド「現せ身」ルートになります ついにザジへの恩義をも捨て、シュウのいる八天満宮へと向かうゼン。 復讐鬼と化したゼンはシュウの現せ身を一体、二体と斬り捨て、ついにシュウを倒す。 ただ一人の女を愛し、失い、そして変わってしまったゼンを見て自分を重ねるシュウ。 俺たちはどこで道を誤ったのか、と問うシュウだが、ゼンは貴様の戯言など聞きたくもないと一蹴。 「ゼンよ、お前は……俺のようには……」そこまで言い残し、シュウは自らの身を燃やす。 何もかもが終わった……。ゼンは残された天魔鏡を力なく見つめる。 「天魔の力か……ははは、ばかばかしい」 怪しく輝く天魔境。 「……サン、俺はお前に……会いたい」 ゆっくりと天魔鏡に近づいていく。 場面は飛鳥の里へと移る。ザジと楓が斬られ、倒れていた。 天魔鏡は紅く輝き続け、その前に立つ女にゼンが語りかける 「サン…!会いたかった……!俺は力を手に入れたんだ、もう死なせはしない。ずっといっしょだ……」 天魔鏡によって生み出された「サン」――楓の現せ身が、表情も変えずゼンを見つめ続けていた。 バッドエンド「現せ身」終わり 302 :忍道2 散華:2013/04/25(木) 12 59 02.12 ID 3WzetHg80 大名エンドについて ゼンのエンディングの後、生き残った大名によって最後の場面が変わります 一条の太平 戦は収まり、再び平穏な日々を取り戻した宇高多。 これでようやくのんびりできると思った一条だが、家臣があわただしく何かの報せを運んでくる。 「まったく、今度はなんなのだ。……な、なんじゃとー!」 一条が落ちつける日々はまだまだ遠そうだ…… 季判の新たな旅 宇高多を巡る争いは、阿無璃他教の勝利に終わった。喜ぶ信徒達だが、どうも季判の様子がおかしい。 なんと、季判はゼンに惚れてしまったらしく、突然ゼンを探す旅に出てしまう。 「き、季判様ー?我々はこれからどうすればーーーー!?」 慌てふためく信徒だけが残された…… 風天の野望は続く 一条、阿無璃他を倒し、ついに宇高多の地を制した風天。 どんちゃん騒ぎで祝う部下達をよそに、一人、虚空をにらむ。 「国は獲った……。次は、天下だ!!」 補足 一部、前作キャラが絡むサブイベントがありましたのでここで紹介。 赤目 今作では落ちぶれて山賊になっています。羅刹鏡をゼンに奪われた山賊がこの人。 終盤、ゼンに復讐しようとやってきた12人の赤目(兄弟)と戦うサブイベントもあり。 貞女 今作での阿無璃他教蜂起のきっかけとなった貞女の失踪ですが、実はシュウが絡んだわけでもなんでもなく、 ただ単にふらりと旅に出たくなっただけとの事。自分が暗殺された事になってて帰るに帰れなくなった。 「おなかが空いて熊鍋が食べたいから熊倒して」などの無茶な依頼をゼンに頼んだりしながら、 最後には阿無璃他教に自分の場所は無くなったと再び旅立つ。 ゴウ、キヌ 前作主人公コンビ。出稼ぎしながらあちこちで人助けをしているらしく、 探し出してお礼を渡してほしいという名も無き民の依頼でゼンが会いに行くことになる。 ゼンの事はザジから聞いていたらしく、「飛鳥を頼む」とだけ言うと再び出稼ぎの旅へ 303 :ゲーム好き名無しさん:2013/04/25(木) 13 03 41.82 ID 3WzetHg80 忍道2これで終わりですー。
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「判定不一致修正依頼」にて判定と記事内容の不一致が指摘されています。対応できる方はご協力をお願いします。 忍道2 散華 【しのびどうつー さんげ】 ジャンル 忍者ステルスアクション 対応機種 プレイステーション・ヴィータ 発売元 スパイク 開発元 アクワイア 発売日 2011年12月17日 定価 パッケージ版 6,090円ダウンロード版 4,900円(税込) レーティング CERO D(17才以上対象) 廉価版 PlayStation Vita the Best 2013年10月10日/3,400円 判定 バカゲー ポイント PS2で発売された『忍道 戒』の正式な続編クオリティの高かったアクションがさらに進化前作で好評だったが削られてしまった要素もあり改めて言いますが『天誅』のパクリではありません ストーリー 概要 システム 忍者アクション 前作からのその他の変更点 評価点 賛否両論点 問題点 おバカな点 総評 ストーリー 時は室町後期――。 一条家の統べる小国・宇高多(うたかた)を巡り、隣国の赤目家、 新興寺社勢力の阿無璃他(あむりた)によって引き起こされた“宇高多の乱”。 あれから束の間の平穏を取り戻したかに見えた宇高多は、新たな戦火に包まれようとしていた。 一条家の譜代である風天(かざま)家の家督を継いだ風天寅三郎久秀が、 東の大国・芳穣(ほうじょう)家を後ろ盾として謀反に及び、 それに呼応するかのように、阿無璃他も再び決起したためである。 時を同じくして、ひとつの忍の里が消滅した。風華忍者――同胞の裏切りにより、一夜にして消えた忍衆。 その業火にすべてが焼失したと思われた中、ただひとり、辛くも命を取り留めた者がいた。 その忍び名を“火祭のゼン”という。 瀕死の状態で意識を失ったゼンが、次に目を覚ましたのは、かつて飛鳥と呼ばれた忍の里。 一条家を支え、宇高多の争乱により壊滅した飛鳥の里は、復興の最中にあった。 宇高多の地に再び起ころうとしている争乱の中に里を裏切った同胞の影を感じたゼンは、 命を救われた飛鳥への恩に報いると共に、仇敵への復讐を果たすべく、戦火の中に身を投じる。 ただ戦乱の影に咲き、人知れず散る覚悟を忍の宿命とするならば、 その血華の彩り、なんと苛烈で、なんと儚きことか――。 (公式サイトより引用) 概要 2005年に発売されたステルスアクションゲーム『忍道 戒』の正式な続編(*1)にして、PSVのローンチタイトル。前作から半年後の宇高多を舞台に故郷を滅ぼした同胞の行方を追うのが目的となる。 ハラキリエンジンや血祀殺法といった前作の特徴的なシステムを継承しつつ、血祀殺法の複数同時攻撃とも言うべき「斬刻(ざんこく)」や雑魚なら一撃で葬り去る当て身技「見斬(みきり)」加え、空中を自在に滑空する「風黒羽(ふくろう)」等、アクションの幅が大幅に広がっている。 その一方で、前作で登場したマップが一部登場しない・ミッションエディター匠や裏庭が無くなっている・調合のシステムが一部変更及び簡略化されているなど、前作から退化していると取れる部分も見当たる。 システム ゲームの流れ 宇高多を巡り争っている一条家・風天家・阿無璃他教から依頼される任務をこなしつつ、宇高多のどこかに潜む故郷を滅ぼした裏切り者「柏樹(はくじゅ)のシュウ」の行方を追っていく。また、ゲーム序盤でシュウが8枚の天魔鏡を集めているという情報を入手し、主人公もシュウをおびき出すために天魔鏡を集めようと奔走する。 任務の遂行 指定された対象を殺害する「暗殺」や敵勢力をすべて倒す「全滅」といった戦闘色の強いものから、荷物を特定の場所まで運ぶ「輸送」に敵の保管する荷物をこっそり盗み出す「泥棒」だけでなく、任務開始直後に出口に直行しても全く問題のない「偵察」等、さまざまな種類の任務が存在する。 マップ上に登場する人物にはそれぞれ可視範囲・可聴範囲が設定されており、プレイヤーの姿やプレイヤーの投げたアイテム等を視認したり、物音や声を聞いたりするとその個所に接近して異常がないか確認する。 敵の視界内のある程度近い範囲に入り、こちらの姿を完全に認識されると「発覚」状態となり武器を構えて攻撃を仕掛けてくる。この戦闘の音で周囲の敵が集まってくる他、一部の武士は法螺貝を吹いたり見張り台に駆け上がって警鐘を鳴らしたりして、より広範囲の敵にプレイヤーの存在を知らせてしまう。こうなってくるとすべての敵を自力で倒すのは困難になるので、こちらを見失うまで全速力で逃げて体勢を立て直す必要がある。 ハラキリエンジン 前作から継承されている、遂行した任務やその成否によって大名の兵力や大名からの依頼を変動させるシステム。例を挙げると以下のような変化が起こる。 任務を成功させる事により依頼した大名からの御蓮(プレイヤーに対する信頼度)が増加して、より重要度の高い任務を依頼してくる。 兵糧を奪われた大名の兵が飢餓状態に陥り、通常より食べ物に釣られやすくなる…だけでなく、手裏剣といった明らかに食用でない物も食べる。手裏剣なんか食ったら死ぬだろ。 金欠や飢餓に陥った大名が、それらの苦境を打開するための任務を重点的に依頼してくるようになる。 たとえ御蓮が低くてもプレイヤーの実力の高さを評価している場合、気に入らなくても仕方なく難易度の高い任務を依頼してくる。 大名の機嫌が悪いと、意味もなく中身が不明な敵の荷物の強奪を命じたり、憂さ晴らしに敵陣営の侍大将暗殺を依頼したりしてくる。 前作では御蓮のみが数値で表示されていたが、本作では大名勢力の体力を表す「軍事力」、極限まで減らすと飢餓状態になる「兵糧」も数値化されている(*2)。 殺気アイコン 画面の右端に表示される目玉を模したアイコンで、対象となる人物との距離・警戒度などを表す。敵か味方か、強敵かどうかでアイコンの形状に差があり、トゲのない「味方」・トゲのついた「敵」・トゲが多い「強敵」の3種類に分かれる。 アイコン中心の瞳に当たる部分の色が対象の警戒度を表し、無警戒状態の時は白、怪しい物(者)や音に反応して敵の存在を疑っている時は紫、一度プレイヤーを見つけて見失ったときや仲間の死体を見つけた時はオレンジ、プレイヤーを含む敵勢力を完全に捕捉した時は赤く表示され、後に紹介したものほど血祀殺法を決めるのが難しくなる。 また、アイコンの色が同じでも警戒の度合いに違いがあり、音や物体に反応した時とプレイヤーの姿を遠くで確認した時(紫)、オブジェクトや忍具などでダメージを受けたり仲間の死体を見つけた時とプレイヤーを見失った時(オレンジ)、プレイヤー以外の敵と戦っている時とプレイヤーを捕捉して戦っている時(赤)とでは、どの色でも後者の方が警戒度が高い。 調合 前作でも存在した、素材を壺に放り込んで強力な効果を持つオリジナルの忍具(煙玉・飲み薬・武士騙し)を作るシステムだが、以下の変更点が存在する。 成分値の文字色(黄色と緑色)の違う素材を放り込むと、足される素材の成分値が逆転するシステム「ノドゴシの掟」と、壺の中身をすべて他の壺に入れる「壺の調合」コマンドの廃止。これにより、この2つのシステムを利用した「相反する効果の忍具を簡単に作る小技」が廃止となる。ただし特定の素材で同様の現象を再現することは可能。 前作では壺ごとに性能差はなかったが、本作では同時に付与出来る効果の数や容量の初期値が壺ごとに設定されている。これにより、特定の素材を放り込まなくても複数の効果を持つ忍具を作り出すことが出来る。それらの壺は値段がべらぼうに高いが。 実用性は低いが混乱と治癒、増強と衰弱など、相反する効果を1つの忍具に同時に付与させることも可能。これは前作では出来なかったことである。 ほぼすべてのヤモリ系の素材が、成分値の入れ替えや均等化など特殊な効果をもたらすものに変更される(*3)。 空の玉や空の瓶といったアイテムが廃止され、忍具として抽出する際にこれらのアイテムを用意する必要が無くなった。 タッチパネル操作 後述する注視・斬刻のほか、主観視点にてアイテムを投擲する狙い撃ちモードなどの各種アクション、忍具装備画面の呼び出しや地図の表示などをタッチパネルによる操作で行える。 地図の呼び出し以外の操作は通常のボタン入力でも実行出来るが、タッチパネルでの操作の方が使い勝手が向上するアクションが存在する。 例えば斬刻の場合、△ボタンを押しっぱなしにしても発動するが、液晶タッチによる操作の場合は押しっぱなしによるタイムラグが発生せず、しゃがみ状態で入力してもしゃがみ状態が解除されない(*4)という大きな利点がある。 忍者アクション 注視 画面内に写っている一定範囲内の敵に対して行うアクションで、一言でいえば「ロックオン」である。 注視中の移動は対象のいる方向を向いた状態を維持しながら移動するので攻撃を当てやすく、さらに正面からの攻撃を自動で防御するようになる。 また、煙玉等の道具も相手を狙って投げる様になり、手裏剣に至っては注視した対象を追尾するのでまず間違いなく命中する。 本作からは殺気アイコンをタッチすることで画面に写っていない敵を注視出来るようになっている。これを活かせば、見つかる前に敵の配置を予測することも可能となる。 血祀殺法 敵に気付かれぬように忍び寄り敵を葬り去る一撃必殺技。本シリーズでの攻撃の要ともいえるアクション。 「後ろから近付いて一刺し」「敵の真上に飛び乗って顔面を地面に叩き付ける」等、敵との位置関係や敵のいる場所・状態により様々なバリエーションが存在する。 一部のボスキャラを除いてどんな強敵だろうとこの技で仕留める事が出来るが、それらの強敵は殺気アイコンが紫になっているだけでも失敗する事がある。 プレイヤーを見つけて戦闘状態になっている時でも、体力を減らし弱った敵を無理やり血祀ったり、特定の技を避けて背後に回った際に血祀殺法を決められるが、やはり強敵相手だとそれも成立しにくい。これらは必然的に武士などの雑魚敵との戦闘で使うテクニックとなる。 斬刻 本作で新たに使用出来る、画面下端の斬刻ゲージを消費して行う血祀殺法の複数版ともいうべき技で、簡単に言えば「コマンド入力で複数の敵を同時に仕留める技」である。 視界内に敵がいるときに発動が可能で、複数いる場合は任意で倒す対象を選び発動する。敵が1人だけの場合でも発動出来るほか、複数いる中で1人だけを対象とすることも可能である。 通常の血祀殺法では対象のすぐ近くまで近付かなければならないがこちらはその必要はなく、時間を止めてモノクロになった背景をアクロバティックな動きで跳び回って敵の懐に入り込み、一撃どころか二撃三撃と致命傷を叩き込んで順番に血祀っていく。 また、敵を全て仕留めた後は大ジャンプをして斬刻の発動地点に戻っていくが、斬刻を仕掛けている間に×ボタンを入力すると、敵を全て倒しても発動地点に戻らずその場にとどまることが可能。単純に移動の手間を省けるだけでなく、密集した敵を1人だけ残して斬刻で仕留めてその場にとどまり、最後の1人が驚いているうちに通常の血祀殺法で始末するという風に、斬刻ゲージの節約にも役立つ。 ここまで書くと血祀殺法の純粋な強化版のように思えるが、以下の欠点も存在する。 完全な無警戒状態にある敵にしか斬刻を仕掛ける事が出来ない。 血祀殺法とは違って音がするのか、周囲にいる敵が反応して集まってくる。 上記の様にゲージを消費しなければ発動しないので、ゲージが足りない場合は発動出来ない。 強敵が相手だと発動に必要なゲージの数自体が多く、ゲージの最大値や現在値が低いとそもそも斬刻を仕掛ける事が出来ない。また、大名の影武者等の一部の敵は周囲にいる護衛の数だけ必要ゲージが増えてしまう。 敵の種類に関わらず、一度の斬刻で仕留められるのは4人まで。 警戒してない時に近付きさえすればどんな強敵だろうが必ず一撃で仕留める血祀殺法と、密集した敵を接近せずに安全かつ同時に仕留める斬刻。それらの使い分けがコツとなる。 風黒羽 高所から飛び降りた際に背中に隠した布をムササビのように広げ、空中を自在に滑空する移動術。これにより、鉤鎖では出来なかった長距離の空中移動が可能となった。ただし、飛行ではなくあくまで「滑空」なので少しずつ高度は下がっていく。そのため、DLC任務で入手できる忍術を使わない限り無限に飛び続けるのは不可能である。 一瞬でも広げればパラシュートのごとく自身の落下速度をリセット出来るので、通常なら大ダメージを受ける高所から落下した時も無傷で着地することが可能となる(*5)。 見斬 注視した状態で行う、正面からの攻撃を受け流して強力な一撃を叩き込む当て身技。強敵でなければ血祀殺法と同じく一撃で葬る強力なシステム。同社が制作した『侍道2』の捌き・一撃必殺を1セットで行うものと考えると良い。 近接攻撃ならばどんな攻撃でも受け流しが可能で、こちらの防御を崩したり無視したりするタメ技・投げ技に対しても効果を発揮する。おまけに成功した時は攻撃モーションが終わるまで無敵なので周囲の敵に邪魔されない。 ただし、見斬が成功する時間帯自体は長いものの、モーションの終わり際はもちろん見斬を使い始めた瞬間では受け流しが成立しないという弱点を持つ。 そのため、防御出来ている・いないに関わらず、攻撃間隔が短い敵の連続攻撃に見斬を使って割り込むということは不可能。やった瞬間にこちらが斬られてしまう。 前作からのその他の変更点 キャラクターの成長 前作では特定の薬「力薬」「命薬」による、攻撃力と生命力の強化しか出来なかったが、本作では左に挙げた2つのほかにも「防御力」「鉤鎖の長さ」「斬刻ゲージの最大値」も強化出来るようになった。 その強化の仕方も、「任務をこなすことによりレベルアップし、獲得したSPを各種ステータスに割り振って強化していく」という方式に。 これにより、遠くの地形に引っ掛けて移動・上昇する鉤鎖は、アイテムではなくアクションの1つという扱いに変化する。 任務中の道具の扱い 前作「戒」のシステムは、L2かR2ボタンを押しっぱなしにして忍具ホルダーを開き、そこにセットされている忍具(2つのホルダーに4つずつ、合計8種類)を対応したボタンで使用し、忍具ホルダーの中身は予備の道具入れと入れ替え可能というもの。 本作では方向キーだけで忍具を使用出来るようになったもののホルダーは1つしかなく、そのうちの1つ(方向キー下)は鉤鎖で固定されているため、任務中に即座に使用できる忍具は3つのみになっている。 その代わり、予備の道具入れというものはなくなり、任務準備画面でのアイテム選択を任務中でも出来るようになった。初期のバイオハザードにあったアイテムボックスを常に持ち運んでいるようなもの、と言えば分かりやすいだろうか。 ムービー付き矢文(通称ビデオレター)の廃止 大名から送られてくる近況を記した矢文で、喜怒哀楽豊かなリアクションを見せてくれる(*6)物であったが、本作では音声付き矢文(ボイスレター)へとダウングレードしている。 評価点 前作と比較して大きく向上したキャラグラフィック PS2からPSVへとハードをチェンジした結果、キャラクターの顔はもちろんの事、着ている服のパーツのディティールや生地の質感が大きく強化。 追加されたアクションにより、幅がさらに広がった移動・戦闘の自由度 発覚した後に身を隠し、警戒を解いた瞬間の敵集団を斬刻で一網打尽にするも、敵の死角である真上まで風黒羽で飛んで奇襲するも、腕に覚えがあるならあえて敵の前に姿を現して、侍道のごとく見斬でバッタバッタと斬り捨てるのもよい。 前作以上に初心者に優しい難易度設定 難易度が普通以下の場合、任務中や任務失敗時にその場でリトライが可能。例え敗北すればゲームオーバーになるイベント戦でもリトライ出来るので、よほどステータスや力量が低くない限りはペナルティなしでクリア出来る。 任務に失敗してもアイテムを紛失しなくなったため、仮にリトライをしなかった(出来なかった)としても、通常の任務ならば報酬や御蓮以外のペナルティは実質存在しない。 また作成にはかなりの金額を要するが、攻撃アクションをとらない限り約五分間姿を消せる「忍法・影透かし」と血祀殺法を確実に成功させる「達人の了承」を併用すればラスボスさえ駿殺可能。ゲームバランスを崩しかねないが初心者救済の意図が強いものであり、DLC追加忍務ではこの組み合わせが通じない敵が登場している(そのままでは血祀殺法が通じず、高価な専用手裏剣を当てて血祀殺法が効くようにするか真正面から倒すかする必要がある)。 より豪華になった声優陣 本作で登場した新規主要キャラ達(主人公含む)を演じるのは、三木眞一郎氏(火祭のゼン)、檜山修之氏(風天寅三郎久秀)、中原麻衣氏(季判)、子安武人氏(柏樹のシュウ)等、そうそうたる顔ぶれが出揃っている。 ゲームクリア後の追加要素「モデルチェンジ」 任務選択画面にて選択することで、隠し衣装やゼン・楓以外のキャラクターを使って任務をこなすことが可能になる。 2周目からの時点でいくつかのモデルを選択出来るが、特定の任務を達成する・特定のエンディングや難易度でゲームをクリアする・任務中に敵の死体を担いで飛鳥の里へと帰るなど、様々な条件を満たすことで新しいモデルも開放されていく。 なお、姿形は変わるが立ちポーズや攻撃などの各種モーションはゼンと楓のものをそのまま使用しており、そのアクションの種類は中身に左右されずモデルにより決定する。つまり、操作キャラをゼンにしつつ女性キャラのモデルを選択した場合は、モーションもしっかり楓と同じものになる。 特筆すべきは、飛鳥忍者の面々や大名などの固有の名前のあるキャラクターのモデルを使用した場合、任務開始から終了するまでの全てにおいて使用したモデルの声でしゃべる。ちゃんと口調もそのままである。モデルを使用して任務を遂行している時にしか聞けないものもあるので、任務をこなしつつ色々なモデルを試す楽しみが生まれている。 賛否両論点 慣れるまでが大変な操作方法。 忍具使用の簡略化やタッチパネル操作の導入等により、操作性の良好さを維持しつつプレイヤーへの負担が軽減されてはいるが、任務中に出来るアクションの豊富さ故に、前作同様全体的な操作を覚えて慣れるまでに時間がかかる。 また、タッチパネル操作の大半は扱いやすい物となっているが、唯一背面タッチパネルのタッチで操作する「狙い撃ちモード」に限っては、誤って背面タッチパネルに触れてしまった結果、任務中に暴発する・ボタン入力で発動した狙い撃ちモードが解除されない等の操作ミスを誘発してしまう。 ただし、背面タッチパネルの反応はゲーム内のオプションで、感知範囲を狭めたりそもそも感知しないように出来るので、どうしてもプレイしづらい場合はそれらの設定を変更するのが得策である。 忍者・和風といった世界観に合わないデザイン。 よく槍玉に挙げられるのが主人公の「火祭のゼン」である。腰には赤い彼岸花が描かれた白い布、そして首から左腕にかけてあしらわれているのは柄の入った深紅の生地と、明らかに忍んでいないのである(*7)。 前作から登場している多羅場忍軍も、「全身重装甲+背中に大筒装備」という忍とは程遠い出で立ちだが、一応こちらは「戦闘行為を専門とする忍衆」という説明がある。 任務開始・成功・失敗時のほか、任務中に開いたマップに書かれた地名、任務を受ける前のメニュー画面左上にある「飛鳥の里」など、随所に英語やローマ字が使われている。主人公のキャラデザ同様、こちらも前作から雰囲気を変えるためだったのかもしれないが、やはり戦国時代の日本という世界観にはマッチしていない。 単なる珍現象からゲームの難易度や進行に関わる重大なものまで、前作同様バグが多い。宇高多ではよくあること。 クリアデータを使って最初から始める時に引継ぎを行わなかった場合、ゲームクリア時に入手・購入した調合用の壺が二度と手に入らなくなる。 最悪の場合、2周目以降は最初から持っている性能の低い2つの壺しか使えないことになる。 ゼンの攻撃力を上げ過ぎると、一部の修行を達成出来なくなる。 アプリケーションエラーで強制終了する(一言でいえばフリーズ)。 レア任務を達成しても、それに関連したトロフィーが取得出来ない。 任務内容とマップが合っていない。 特定のシリーズ物の任務にて、自分に縁のある姫の名前を間違える一条信輝。 特定の薬品を手に入れると、自分で調合して作る一部の薬品の売値が高騰する。 薄い壁越しの敵を斬って攻撃出来る(当然発覚状態になる)。 任務が始まってもBGMが流れない。 テクスチャーの異常でマップがレインボー・モノクロになる。 任務中に目的地や対象となる人物や物品の方向を示すコンパスが表示されていない(枠は表示されるが中身がない状態)。 一部のバグに関しては、ゲームのアップデートを行うことで修正出来るが、難易度に直結するであろう壺のバグが修正されることはなかった。 問題点 登場するマップの使い回しに加え、本作では没になったマップの存在 舞台が同じである以上、大半のマップが使い回し同然になるのは仕方ないとしても、新規マップが1つだけしか増えず、逆に廃止されたマップが3つもあるのは如何なものか。 裏庭・ミッションエディター匠の廃止 敵からの襲撃に備えて裏庭を改修したり、そのシステムをそのまま用いて自分の考えた任務を自由に作成するといった要素がことごとく削除。大いに好評だったが為に、本作では実装されていない事に涙をのんだプレイヤーも。 御蓮低下のデメリットがない 前作では、御蓮を下げ過ぎると裏庭に武士が集団で押し寄せる襲撃イベント(*8)が発生し、負けると蛮族の場合はアイテム、武士や忍者の場合は所持金を奪われる。 本作では裏庭に代わる物がない為に、襲撃イベント自体がそもそも発生しない。裏切る・荷物を着服する等して御蓮を下げ過ぎると脅迫状じみたボイスレターが送られたりはするが、逆に言えばそれ以外にめぼしいデメリット・イベントの類はない。 一部の任務達成後の評価がおかしい 「敵側商人に裏取引の金を届ける」任務で、「誰も殺してはいけない」という特約(*9)があるにもかかわらず、殺害人数が少ない・0人だと任務達成後の評価が低くなる。 「町に行って素材を採取してくる」任務で、町を警備しているのが依頼した大名の兵なのに、殺害人数が少ない・0人だと(ry。 敵密偵団を全滅させる任務で、「敵に見つかってはいけない」という特約があるにもかかわらず、自分を発見した敵兵を全員口封じにしたうえで任務を成功させても特約は非達成扱いになる。 通常の敵ならばともかく、一部誘拐任務での誘拐対象や人間ではない熊に見つかった場合、そのまま任務を達成しても敵大名に目撃される扱いになる。前者ならば後に身柄を解放されたとも取れるが、ただの獣に目撃証言が出来ると言うのだろうか?(*10) おバカな点 かなりアクの強い登場人物 前作での赤目家の代わりに登場するのが一条の家臣だった風天家なのだが、そこに仕える武士&侍大将が「どう見ても蛮族(*11)です。本当に(ry」な顔の持ち主。実際裏設定でも元々蛮族であったことは判明しているのだが、「(前作から)半年の間に何があった」と言いたくなる程の進化を遂げている。 なお、風天家が台頭してきた結果、赤目家は配下の武士もろとも本拠地の不動城を追われて山賊に身をやつすという何とも悲しい結果に。 本作の阿無璃他教は初代教祖の貞女が消息不明となり、阿無璃他様を本気で崇拝している二代目教祖へと代替わりした。その結果武士・侍大将共々梵字のようなマークが描かれた布で顔を隠すという(主に見た目の)明らかにカルト色が強まった出で立ちへと変貌した。その二代目教祖季判の風貌はというと、口元を隠すヴェールの様な布に加えて無駄にゴージャスな着物、そして後光を象った髪飾りを付けた頭の上には小型の阿無璃他像を乗せているという、信者たちの数段上を行く胡散臭さを醸し出している。 前作から続投し、相も変わらずイベントシーンの節々で間の抜けた一面を見せる支えてあげたい系(*12)毛伸衆首領の渦虫。その配下である毛伸忍者も十字手裏剣マニアからマザコンへと謎のクラスチェンジ(*13)を果たしている。 書物アイテムのパロディ要素 前作同様、本編で入手できる書物の題名は実在する書籍を元ネタとしている物がほとんどなのだが、アイテムの種類・扱うネタの範囲の両方がパワーアップしている。 某テレビ番組を基にした「その時牛車が動いた」から、当時ベストセラーとなった書籍をもじった「もし孫」だけにとどまらず、「薄い本」「デラくのいち」等というかなりギリギリなネタの本まで登場する。 大名以外からも送られる矢文 大名からのお礼や警告以外にも色んな人から矢文が届いてくるのだが、誤配送される物も含めてその内容は若干カオス。 「付録付きの雑誌形式で米や地雷が同封されたもの」や「主人公に一目惚れした町娘からの、レアな忍術のレシピが一緒に書かれた求婚の手紙」等といったなかなか有用なものから、「キノコが同封された赤の他人への母の仕送り」「他の忍者勢力が忍術の輸送用に出した手紙」などの(とくに後者は敵にとってシャレにならない)誤配送されてきたもの、果ては「龍王寺なる差出人から「宇高多の半分をお前にやろう」との条件で勧誘される」「熊から手紙(*14)とともに鮭が送られてくる」などというかなりぶっ飛んだものも。 また、飛鳥の里への矢文配送を担当している「牛田トメ」という人物からも矢文が送られてくるのだが、その内容を要約すると「誤配送は私のせいではありません」である…お前以外に誰がいるか。 レア任務 矢文同様、任務においても大名以外から依頼が来ることがあり、その種類は町民からの依頼や忍者からの果たし状といった物が主なのだが、その中にはどこかおかしな物も存在する。 前作にて阿無璃他教を率いていた貞女は本編開始時点で消息不明となっており、阿無璃他教内部では「一条信輝に殺された」との見方が一般的になっているが、なんとその貞女から「阿無璃他教の様子を見て来てほしい」という任務の依頼が届いてくる。 任務を達成すると続きの任務が出てくるシリーズ物で、最終的には「今の阿無璃他教にはもう自分の居場所はないと悟り、宇高多を去る決断を下す」という何とも物悲しい結末を迎えるのだが、その発端となった自身が行方をくらました理由というのが「たまには息抜きがしたいと考え、信者に何も言わず長旅に出ていたから(*15)」というもの。修行に出ていたとかならばまだ示しは付いたのやもしれないが、これではほとんど自業自得である。 任務の中にはマップ内に一人だけいる対象を殺害する「決闘」というものがあり、辻斬りの成敗を依頼する形や他勢力の忍者や追い詰められた大名からの果たし状という形式でプレイヤーに依頼が来るのだが、その中にはなんと熊から届く果たし状という一際異彩を放つ物(*16)が存在する。 この任務は一頭を倒すと別の熊からまた果たし状が届くという流れで合計3回続くシリーズ物任務で、最初に届くものは熊が送って来たという異常さに目をつぶれば文面・実際に戦う相手ともにさして特筆すべき点はないのだが、2頭目以降を相手にする任務は明らかにぶっ飛んでいる。 1頭目を仕留めた後に届く2頭目からの果たし状なのだが、その任務名が「がう(お兄ちゃんを倒した人へ)」で内容も題名同様ツンデレ妹キャラ風というもの。そんなキャラ付けであることから多少は可愛げのある熊が出てくるのかと思えば、実際に現れるのはなんと全身傷だらけというイカつさMAXな熊。なにこの妹こわい。 そしてラストとなる3頭目の熊は、インパクトにおいてはツンデレ熊を超えるカラーリングでプレイヤーを待ち受けている。ネタバレになってしまうので明記は避けるが、いわゆる動物園の人気者である。本作をプレイするのであれば、ぜひ自身の目でその姿を確認してほしい。 総評 基本的なゲームシステムを踏襲しつつ様々なアクションを追加した結果、アクション部分の自由度はさらに進化した物へとレベルアップを果たしている一方で、前作をプレイしているからこそ目に付いてしまう欠点・問題点も存在する。 それらの問題点を踏まえた上で忍道の世界を楽しみたい、あるいは純粋に自由度の高いアクションゲームで遊びたいというプレイヤーには是非手に取ってもらいたい1本である。 なお、本作を最後に『忍道』シリーズは10年以上途絶えている為、本作は事実上のシリーズ最終作となっている。
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伊忍道 打倒信長 【いにんどう だとうのぶなが】 ジャンル リコエイションゲーム(ロールプレイングゲーム) 対応機種 PC-8801mkIISR以降,PC-9801VM/UV以降,MSX2,X68000,Windows 発売・開発元 光栄 発売日 1991年9月27日 定価 9,800円【PC98版】 判定 なし ポイント 光栄風和製RPG合戦はHEX型シム リコエイションゲームシリーズ 物語 概要 特徴 問題点 評価点 総評 SFC移植版について 余談 物語 天正九年九月・「天正伊賀の乱」発生。天下布武を掲げる織田信長によって伊賀の里は壊滅した。主人公は里の生き残り忍者の一人として百地丹波により仇討ちを命ぜられ、隠れ里にて信長を討ち取るための修行に励む。しかし天正十年六月、信長の追手により隠れ里までが壊滅するが、同時に起きた本能寺の変により信長軍は退却、主人公は一命を取り留める。そして同じく九死に一生を得ていた信長の姿を放浪中に発見し、その打倒を誓う。 概要 プレイヤーは壊滅した伊賀の里の生き残り。全国各地の修験場を巡って修行を重ね、さらに各地で信長に抵抗する大名を支援して信長打倒の力を養う。最後に安土城に潜入し、本能寺の変を生き延びた宿敵・信長を討ち取るのが目的。 安土城に潜入するためには、支援する大名家で安土城に隣接する信長領を落とさねばならない。 時間が経つと信長側も他家に侵攻し領土を奪っていく。あまり悠長に構えていると他家が全て滅んでしまい、安土城に入れなくなってクリアできなくなってしまう。さらに、信長が全国制覇してしまった場合は問答無用でゲームオーバーとなってしまう。 2Dマップ+ランダムエンカウンターの和風RPGと、同社の「信長の野望」風の戦国シムを融合させたゲームシステム。 特徴 全国の修験場(大型ダンジョンの形をとる)は巡る順番こそ決まっているが、修行を受ける時期は自由。西日本にはある段階まで修行を進めないと行けないが、遠出していきなり強い敵の出るサブイベントを進めることも可能。 ある程度レベルが上がると、人物を仲間として二人連れていくことが出来る。これも相性の善し悪しこそあれど誰でも連れ歩ける。職業も甲賀忍・風魔忍・武士・山伏……等多種にわたる。架空の人物から、前田利益(慶次)や天海といった有名どころまで存在。 大まかに職業分けされているが、キャラ自体の能力に個性があり、差がつけられている。 さらにレベルが上がると大名から忍者の仕事(計略など)を請け負うことが出来る。ここでどの大名家を支援して信長と戦うのかにも妙がある。 仕事をこなし大名との信頼が上げると、合戦参加の仕事を請け負うことも可能。武将たちのように部隊を率いて出陣するが、そこでは特殊な効果を持つ忍術(妖術)を使って戦うことが出来る。また相手にも同じような使い手が出ていると、双方で術合戦が起こることになる。 日本各地に街があり、RPGでは定番の武器屋や宿屋のほかに賭博場や貸家といった特徴的な施設も存在。うまく使えば大名への支援につながる。 実は隠しシナリオが存在する。ランダムな確率により分岐するようで、隠れ里を壊滅させた信長の姿により判別可能。 通常は「包帯を巻いて傷を負っている」だが、隠しシナリオの場合「無傷だが虚空を見つめている」姿になる。ちなみに隠しシナリオのほうが出現確率は低い模様(*1)。戦闘難易度も高い。 問題点 全国移動こそ自由だが、敵の強さは場所によって決まっているためゲームの進行はおおよそ決まっている。一応シナリオは二つに分岐するが、終盤まではほぼ同じ展開。 人物との相性が「普通」以上なら仲間にするのに苦労するだけなのだが、「悪い」だと徐々に友好度が下がっていずれは仲間から抜けてしまう。その度に探し出して友好度を上げ、再び仲間にするのはかなり面倒。 一部の人物がしつこく賞金の掛かった主人公を付け狙っており(特に通常編中盤以降)、全体マップ上で疲労で倒れたり宿に泊まったりするたびに襲ってきては強制バトルになる。これが非常に鬱陶しい。 特に開始早々の洞窟を出た直後に襲われた場合は鬼門。ソフトリセットにすらなりうる。 返り討ちにするのは簡単だが、相手が死ぬとは限らない。生き延びるとまた襲われる。仲間に入れたい人物の場合、殺さないようにするのが大変。 主人公以外にも、主人公と同様に付け狙われているキャラがおり(甲賀忍に狙われる天海etc)、知らぬ間に殺されていることがある。そのせいで仲間にしたいがいつの間にか占い屋から名前が消えていた・・・ということも。(一度でも会うと名前が占い屋に残る) 終盤のパーティー構成が固定化されやすい。 後半は術が攻撃系・状態異常系共に完全無効化する敵が多く出る為、攻撃手段を術に完全依存する陰陽師等は足手纏いにしかならない。 主人公以外の忍者についても攻撃力と気力をバランス良くした為に却って中途半端。 伊賀忍の攻撃力の伸びは、実は最大値を引き続ければ剣術家や浪人と変わらないのだが、最低値が低いことと何故かレベルアップ時に最低値付近を引きやすい(音羽ノ城戸等稀に例外あり)為、弱く見えてしまう。ゲーム開始直後から計画的に育てれば、攻撃力の高い忍者は育成可能。 甲賀忍や根来・風魔は最大値が武士と同じ為、ワンランク下がる。 育成を意識せず、仲間を都度入れ替えするのであれば、最終的に主人公・剣術家or浪人・羅漢or僧侶が安定する。 剣術家や浪人は気力が無い代わりに攻撃力に特化し、本作の最強武器「降魔刀(攻撃150)」と最強防具「仁王鎧(防御100・術防御2)」を両方装備可能。剣術家は敏捷高め、浪人は体力高めなので、お好みで。 武士は攻撃力の伸びが悪い為、剣術家(浪人)の劣化版。 三人目は回復系・状態異常解除系の術を多数持つ僧系が最善。羅漢は僧の中で最も力・体力・運が優れる反面、術防と気力が凡庸。僧侶は気力と術防が優れる。三人目を真ん中に据える場合、直接攻撃は届きにくいので、体力はそこまで重要ではない。気力値が高い僧侶の方がやや有利か。 フィールドでエンカウントする雑魚敵はダンジョンの雑魚敵と比べてもらえる経験値が異様にしょぼい。 レベル上げの注意点として、信長軍以外の大名が近江に隣接する国を奪取すると安土城に入れるようになるが、比叡山で敵が出現しなくなる。 ダンジョンでは基本的にボスを倒すか、特定アイテムを入手し、且つ一定のレベル以上になると敵が出現しなくなる。 安土城の敵は桁違いに強いのに、1体の経験値が900~1200程度しかない。 逆に、比叡山は1体につき1500~2000である上、主人公達が安土城を攻略出来る程度のレベルまで成長すると、敵の攻撃力が雀の涙程度しかない。 その為隣接国へ侵攻する前に比叡山で集中的にレベルを上げておかないと苦戦は避けられない。目安はレベル50以上。その際、50レベル付近になると、仲間入りを拒否するキャラが出始める。比叡山でレベル上げと共に良い仲間を探すと良い。 評価点 戦国時代が舞台のゲームでRPGと歴史SLGの融合を採用したのは本作が最初で、翌年発売の『太閤立志伝』では本作のノウハウを活かした作りになっており、システム面で見れば同シリーズの原点ともいえる。 一部道具の性能が他のRPGでは考えられないほどの高性能。同効果の術と違って使用者の気力に依存せず、回数制限のない道具もある。 眠り薬:なんとラスボスさえ眠らせることが可能。寧ろ終盤のボス戦では開幕でこれを使わないとあっという間に全滅する。 本作は前述のラスボスも含め、術が攻撃系・状態異常系共に効かない敵が存在し、術と同効果を発揮する道具も同じく無効化されるが、眠り薬だけは例外である。 七支刀:入手場所は限定されているものの、最強の全体攻撃系の術が何度でも誰でも使える。これにより本作魔法使いにあたる道士系の立場がない(*2)。 神護石:超高性能ではないが、優秀な道具。戦闘中のみ使用可能。味方全員の体力回復。回復量は治療3と同等。これも回数無制限。ドラクエの「賢者の石」に相当。一個しか手に入らない所もよく似ている。 この時期のRPGとしては戦闘BGMの種類が通常、修験場、安土城、ラスボス戦4種と多い。特に安土城戦のBGMは評価も高い。 総評 同じ戦国時代を舞台にしても妖術が妖怪が出現したりと『信長の野望』シリーズ等とは一味違う面白さがあった本作には、発売後かなり時間が経った今もファンがいる。 しかし普通のRPGの域を出ることも出来なかった本作の一般における評価は「凡作」止まりとなってしまった。 SFC移植版について 1992年に『スーパー伊忍道 打倒信長』としてSFCに移植された。戦場が一画面に表示されるようになった(これによって術「風鬼」の効果が変更)が、以下のような問題が発生し移植元より劣化。 全体的にテンポが悪い。戦闘中も含めたメニューおよびメッセージ表示の速度がタイピング表示のようにぬるぬると表示される為、遅く感じる。しかも早送りできない。またダンジョン内でレベルを大きく上げると、マップに出る直前の暗転状態で暫く待たされる。 敵のグラフィックが手抜き。迫力のないドット絵になった上、PC版で描き分け出来ていた一部の敵がただの色違いとなった。 家を買えなくなった。もっともこれには些少のエロ要素があったのだが。 人物が何人か削除された。 上記の理由から、「クソゲー」「○分で投げた(売った)」という評価も多かった。 余談 本作はメガドライブ版も予定されていたが、発売中止となった。なお、SFC版公式攻略本の表紙には「スーパーファミコン・メガドライブ対応」と記されていた。 『信長の野望』のスピンオフ的な位置付けで発売された『太閤立志伝』のハンドブックには開発の際に本作のノウハウを活かした趣旨の記事が書かれている。 コーエーから『信長の野望Online』(大名家に所属し、魑魅魍魎と戦う和風MMO)が発表された際、本作ファンから「伊忍道だろ」「こんなの出すなら伊忍道の新作出せ」という声が挙がった。
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1988年にアイレムがリリースした和風アクションゲーム『最後の忍道』に登場するボスキャラクター。作中ではステージ1のボスを務める。 『アラド戦記』に登場する同名の剣士についてはこちらを参照。 その名の通り見たまんまの巨大な阿修羅像で、主人公の月影との身長差から見て10mはある。 突如地中から出現し、本体は全く動かないが、左右に広げている四本の手から光弾を発射してくる。この光弾は刀か鎖鎌の攻撃で破壊可能。 月影の分身を縦に並べ、刀を上向きに振るか鎖鎌(上下どちらでも可)を連打し、 弱点となる頭部に攻撃を当てて行けばクリア出来る。また、飛ばしてくる光弾も破壊出来るので楽勝で倒せる。 プレイ動画(4 00~) MUGENにおける阿修羅(最後の忍道) Borewood氏による、原作ドットを使用して作られたMUGEN1.0以降専用のボスキャラが存在。 フォルダ名は「Custom_AC_Ninja_Spirit_Boss_1」で、完全なCPU専用キャラとなっている。 攻撃手段や演出は基本的に原作ゲームをベースにしている。 原作ではキャラが小さいので一画面に納まっていたが、MUGENでは二画面ぶんくらいの大きさとなり、 スーパージャンプができるキャラでもないと頭まで見えない。 常時ハイパーアーマーかつ通常のキャラでは回避困難な光弾を飛ばしてくるので、 基本的にはプレイヤー操作で挑戦するのが無難だろう。 プレイヤー操作(4 17~) 出場大会 「[大会] [阿修羅(最後の忍道)]」をタグに含むページは1つもありません。 プレイヤー操作 R-9cで色々と戦う動画(part23)
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侍道・忍道シリーズ 侍道シリーズ侍 コメント スパイクが販売しているコンピュータゲームのシリーズ作品で、忍者をモチーフとしたステルスゲームの一種。 侍道シリーズ 侍 ジュカイン:主人公 バルジーナ:黒生邑咲 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 侍道シリーズ 侍 ジュカイン:主人公 コロトック:黒生鉄心 エアームド:知床総一郎 コロボーシ:黒生金太郎 -- (ユリス) 2017-05-04 17 59 31
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タイトル(コピペ用) 最後の忍道 ジャンル ACT このページを編集 海外タイトル Ninja Spirit 発売日 1993/12/18 動画を追加 シリーズ TASVideosForum 現行最速 -表示 国内版 ここを編集 http //t.co/tzgCO78 記録 05 40.42 追記回数 3892 Player primo TASVideosページ http //tasvideos.org/1196S.html TASVideosStatus published 転載元 分割リンク マイリスト 備考 Movieファイル 解説 その他 -表示 過去最速 +表示
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タイトル(コピペ用) 最後の忍道 ジャンル ACT このページを編集 海外タイトル Ninja Spirit 発売日 1990/07/06 動画を追加 シリーズ TASVideosForum 現行最速 -表示 海外版 ここを編集 記録 09 40.9 追記回数 5697 Player arukAdo TASVideosページ http //tasvideos.org/2522S.html TASVideosStatus published 転載元 分割リンク マイリスト 備考 Movieファイル 解説 その他 -表示 過去最速 +表示
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⇒忍道 忍道-暁-
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【ゲーム】忍道 戒(PS2) 【作者名】囲炉裏 【完成度】完結(09/03/09~09/05/15) 【動画数】30 【part1へのリンク】 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/11445480 【備考】 名前 コメント
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